子供の本 ― 2009年09月04日 22:05
私が子供(小学生)の頃は
本が友達でした。今でも、色々ないい本があったなーと思い出します。
その中でも、一部、今から考えるとびみょーな(訳者の方には失礼!)翻訳の本にも、わくわくした覚えがあります。
有名どころでは、「ドリトル先生」とか。(オイオイ)
最も好きだったのは、「小さな魔法のほうき(The little bloomstick) メアリー・スチュアート著」です。この本の奇妙な感覚は、子供心にも強い印象を与えられました。
もっとも、現時点では、同じようなネタで、ハリポタの方がずっと有名ですが・・・。
余談ですが、私の「魔女の宅急便(宮崎アニメ)」好きの原点は、ここにあるのかもしれません。
今の子供は
私の子供も小学3年生ですが、本当に本を読みません。TVにしろDSにしろ、あるいはWebサーフィンにしろ、もっと手軽に情報に辿り着く方法が一杯あって、まだるっこしいんでしょうね。
親の方も、無理に本を読ませようとしなかったということもあります。
そんな反省も踏まえて、この夏休みには10冊の本を読ませる/読み聞かせるという目標を立てて実行しました。
で、選んだのは、ポプラ社の「ブンダバー」シリーズです。
以前、たまたま図書館で1巻を借りて、面白かったので数巻を借りてきていました。調べてみると、第1シリーズが10巻、第2シリーズが5巻出ており、結構人気シリーズになっているようです。
読んでなかった第1シリーズの5冊を図書館で借り、第2シリーズの4冊は購入しました。
結論から言うと、何とか全巻読み終わりました。まあ、親の読み聞かせが90%位だった、というのはありますが・・・。
今風の軽いお話です
このシリーズ、非常に現代風にテンポ良く、ストーリが生き生きと描かれています。
私がこの本を読むといつも思うのは、「モモ」というブンダバーの友達の女の子が、まるで「赤毛のアン」のアン・シャーリーの性格のようだということです。そのため、読み聞かせの時は、モモの台詞は山田栄子さんのテンポと声の張りを意識して読みます。
でも、今風の文体の本作は、大抵、会話文の後ろに誰が話したかが書かれているんですよね。この部分だけは読みにくい。モモの台詞のつもりで読んでいると、別の人だったりして。
本作、順番に第1シリーズの最初から読んでいくことをお勧めします。途中からでも面白いのですが、登場人物や常識がいきなり増えていたりすると、戸惑うことがありそうです。