液晶テレビとレコーダーのどたばたの顛末2009年05月01日 23:03

東芝REGZA 42Z7000の購入

2008年12月に、ついに地デジ対応液晶テレビを購入しました。

価格の下落と録画機能が決め手となり、東芝REGZA 42Z7000に決定。録画用外付けHDDとして、USB接続のバッファローHD-CE500U2(500GB)もおまけに付いて、ポイント換算込みで15万円ちょっとでした。

我が家では、まだアナログ放送のレコーダー(東芝RD-H2)は現役なので、本格的なレコーダーまでのつなぎとして、REGZAの録画機能を活用しようと皮算用しました。

当初は目論見どおり、全く快適に使っていました。特に、REGZAの見やすい番組表と、録画予約のやり易さは十分合格点と感じています。

ところが、録画に失敗するように・・・

色々なところで言われているように、REGZAの録画は、まれに失敗することがありました。平均すると月に1回あるかないかで、当初は「仕方ないかな」と思っていたのですが、2009年3月に入って高確率(週に20件位の録画予約のうち、1回程度)で失敗するようになりました。 念のため、以前から出ていたHD-CE500U2のファームのバージョンアップを行ったのですが、改善せず、まずはHDD側を修理に出してみたところ、故障(!)ということで交換されて戻ってきました。

HDD交換後の状況

実は、交換後も何回か録画失敗があったのですが、その中で身についたノウハウをご紹介します。

  • TV側の「HDD省電力」設定は切っておいたほうがいいと思う(省電力OFFの設定でも、TVの電源をOFFするとHDDの電源は切れるため、それほどアンチエコというわけではないです)。
  • USB HDD以外のHDD(LAN接続HDD)は、録画安定のためにはREGZAに登録しないほうがいいような気がします。(と言うか、録画予約対象に設定している、常時電源ONのLAN-HDD以外は、登録しない方がいいように感じます)
  • TVの電源ON後すぐに「録画リスト」を押す等、HDDにアクセスすると、HDDを認識できないことがあります(これは「仕様」と認識してます)。ただ、その状況が発生すると、それ以降(REGZA,HDDを電源抜きリセットしても)接続を認識できなくなるケースがあるようです。
  • そのため、「電源ON後はしばらく(1分くらい)HDDへのアクセスをするような操作を行わない」。これが録画失敗しないためのこつのように感じます。 この運用を始めてから、1ヶ月くらいの間、録画失敗がなくなっています。

DVDレコーダ 東芝VARDIA RD-X8の購入

実は、REGZAの録画が不調になったとき、HDDを修理に出したその足で、レコーダーを購入してしまいました。地デジの録画ができない生活には戻れないと感じていたためです。

当初は、Panasonic(BW950)やSONY(X95)等のBDレコーダーも候補だったのですが、BDは使えないものの東芝VARDIA RD-X8がやはり破格に安かったので購入を決定。ポイント換算込みで5万7千円程度を提示され、「これならつなぎで考えればいいや」と即決しました。

2ヶ月使っての感想ですが、この価格であればお買い得感満載です。HDDが1TBあって、そこそこ(RD-H2と同等レベル)の操作感なので十分許容範囲です。

RD-X8の注意点とかいろいろ

ただし、以下の2点だけは買ってから「使えない」と感じたので、これから購入する方は十分ご注意ください。

  • ネット経由で録画予約した場合、番組時間変更の追従をしない

RD-H2など東芝のレコーダは代々「PCのWebブラウザの番組表から予約設定」ができます。RD-X8ももちろんこれは可能なのですが、スポーツ中継延長による時間のズレや放送枠拡大などに自動で対応する「追従モード」が、PCからの予約では使えません。これは最大のがっかり仕様でした。多少救われるのは、REGZAから「REGZAリンク」で予約をする場合は追従設定できることですが、予約確認はREGZAからは出来ず、結局はレコーダー側で予約をしています。

  • VRモードが使い物にならない

RD-X8の録画は、放送波そのままのTS、いわゆるMpeg圧縮のVR、AVCHD(デジタル圧縮)のTSEの3つのモードがあります。当然、TSモードが一番きれいなのですが、1TBで100時間程度しか録れないため、出荷時デフォルトはVRモード(大体、TSの4倍くらい録画できるビットレート)が設定されています。

最初は「こんなに圧縮してもきれいなもんだなー」と感心していたのですが、いざ録画中に録り貯めていた番組を見ようとしたら・・・見れないんです。

実は、VRモードには色々制約があって、W録や録画しながらの再生をするケースでは、使わないほうが得策です。唯一の利用ケースとしては、あらかじめDVDに焼くことが決まっている録画だけ。この場合は最初からVRモードで録画した方が手間が少ないです。

ただしこれも、TSモードで録っておけば、実時間はかかりますが、VRモードへの変換はレコーダ内部で可能です。

ということで、結論としては、TSモードしか使ってません。容量が1TBあるのでこれでも何とかなります。

当機に限らず、各社のフラッグシップであるBW950やX100ですら、エンコーダー/デコーダーの制約から、録画モードに色々難しい制約がついているのは許容範囲外です。これらの制約がなくなったBDレコーダーが、リーゾナブルな価格で購入できるまで、しばらくRD-X8(+REGZAの録画機能)で乗り切ろうと思います。

節電について(ACアダプター)2009年05月23日 20:00

携帯等のACアダプタって、待機電力を食っているのでは?

普通の家庭でもそうなっているのではないかと思いますが、我が家では常時ACコンセントに刺さっているACアダプタが結構ありました。主に携帯電話の充電用のものです。

毎日使うものなので、わざわざ抜き差しする手間も大きく、今まであまり気にしてなかったのですが、実はこれが結構電気を食っているのではないかと思い立ちました。

調査の結果は・・・

色んなサイトを調べてみました。確定値を書いているところは少ないのですが、おおよそ以下のことがわかりました。

  • 充電をしていない時でも、電力は消費している(いわゆる待機電力)
  • スイッチングタイプ(小型タイプ)の方が、待機電力は大きいらしい
  • 0.1W位という話~定格出力の10%程度と言う話まで、色々出ているが、まあ携帯用なら0.1~1W程度と考えれば良いらしい。

DVDレコーダーは「高速起動モード」で使っている私ですが、これはそれなりのメリットを享受しているわけです。でも、「全く無駄なものは削ろう」ということで、写真のようにスイッチつきの電源タップにまとめてみました。

で、どれくらい節電になったか?

正確な数字を知るためには、ワットチェッカー等の測定器が必要です。でも、民生用の市販品(おおむね、1万円未満)だと、1W単位でしか測定が出来ず、今回の目的では測定誤差が大きくなりそうです。

そこで、気合いで計算してみました。多少悪い目に見積もっています。

  • 電源を切っている時間:1日あたり14時間(寝る前に点けて朝消す運用にしています)
  • ACアダプタの数:4個
  • ACアダプタの待機電力:0.2W/個
  • 電源タップに付いているパイロットランプ(ネオンランプ)の消費電力:0.2W(一般的に、0.1W~0.2Wのようです:これは増加分)
  • 電気代:22円/1KWh

⇒(0.2x4)x14 - 0.2x10 = 9.2 Wh/日 = 0.20円/日 = 約70円/年

結論から言うと・・・

確かにエコかもしれないのですが、電源タップの価格、電源タップ自体の製造・流通までの環境コストを考えると、モトが取れるとは必ずしも言えない状況かと思います。

こまめにコンセントから抜く方が良いかもしれませんね。でも、その結果、コンセントやアダプタの磨耗がどの程度かという問題もありますけど。

監視カメラを付けました2009年05月26日 22:48

最近、ピッキング被害が・・・

最近不審者が自宅近辺を物色していたとか、空き巣に入られたとかの話を耳にし、防犯対策としてカメラを購入することにしました。

まず最初は

いつものように、まず何が費用対効果が一番かを考えました。最初の選択肢は、「ダミーカメラ」。これは、見た目上防犯カメラなのですが、その実はカメラではないという、いわゆるはったり商品です。

色々比較した末、CAM-500というのを玄関の軒下に付けて、それなりに満足しておりました。Amazonで\2,650でした。

次には

ただし、この製品、きちんと本体に「CAM-500」って明記してあるんです。ちょっとググったら、ダミーであることは一目瞭然。

ということで、ちゃんと録画できるものを探しました。

きちんとした防犯システムは、最低5万円コースなので、少し躊躇した結果、「使ってないノートPCでWebカメラを使って録画をしよう」と思い立ちました。

Webカメラの選定

ネットワーク型のカメラもありましたが、LANケーブルの配線の問題や、無線タイプの製品(CG-WLNCM4G等)の風評の悪さに今ひとつ購入に踏み切れず、「暗いところでも映るらしい」赤外線のUSB接続のWebカメラを購入しました。

GR-CAM130N2」というのを、ヨドバシカメラ店頭で購入。(ネットショップでは軒並み在庫切れでしたが、ヨドバシだけは残っていたようです)\1,980で、ポイント10%です。なんと、ダミーカメラよりも安い。

特徴は、暗くなるときちんと赤外線LED(可視光線ではないのですが、わずかに赤くなっているのは判ります)が点灯するので、真っ暗でも映る・・・はずでした。

使ってみた体験談

結論から言うと、

  1. 自宅の玄関を遠くから撮る場合では、赤外線ライトは非力(1mくらいの近くに近づいてきた場合ははっきり判ります)
  2. さらに、屋外でなく室内から外に向けているので、ガラスで赤外線ライトが反射します。まあ、懐中電灯で窓越しに室外を照らすのと同じ、と言えば良いのでしょうか。窓に対して斜めに設置しないと、反射光しか映らないです。
  3. さらにさらに、赤外線に反応するカメラなので、日光が当たる時間帯(私の場合、7:00~15:00位)はほとんど露出オーバーで、真っ白になります。もちろん、自動露出調整もされており、実際に露出を絞れば映るようにはなるのですが、そうすると夜が映らなくなります。
  4. ということで、夕方~朝限定で、監視を行うことにしました。

ソフトは・・・

LiveCapture2という、非常にできのいいフリーソフトのお世話になりました。

定期的なFTPによる実況や、UnPnPを使った、Webへのライブ公開もほとんど苦労しないでうまくいったのですが、妻の「私の顔が映る場合もあるからやめて」の一言でこれらは却下。今は、「動くものを検知した時」だけに前後2秒間、9枚のスナップショットを撮る設定にしています。また、私の携帯からメールして、必要なときはスナップショットをメール添付して返信させることも可能です。

この設定を、すべて簡単にできてしまうこのソフトは、まさに絶品と言えると思います。

最後に一言

高々2000円弱の投資で、ここまできちんとした監視ができるとは思いませんでした。あまっているノートPCがある方は、是非試してみてはいかがでしょうか。

参考情報

・使用したノートPC VAIO Type-TX WinXP PentiumM 1.2GHz メモリ1GB

・PCにUSBカメラを接続して、室内に設置。PC内臓の無線LAN(11aを使ってます)にて、1階の設置場所から2階の無線ルータに接続していますので、電源以外の配線等はありません。

・CPU負荷は、動体監視、コマンドメールを1分に1回チェック、カメラは320x240x10FPSの設定で、30%程度になります。(Web動画配信をすると、40%程度まで上がります)

・このカメラは、10FPS未満にコマを落とすことができないので、余り非力なPCには向いていないかもしれません。640x480x30FPSだと、このノートでも結構ぎりぎりです。

・LiveCapture2は、「長時間の動画の保存」は向いていません。まず非圧縮のAVIファイルに記録してから、WMVにエンコードするためで、このPCだとエンコードには実時間+αはかかります。なので、例えば「動体を検知したら10秒録画」としたい場合は、録画後1分程度は動体検知の間隔をあける設定が必要になってしまいます。(まあ、そういう設定ができるのがまたすごいところなんですが)

火災警報器を設置しました2009年05月27日 23:05

「設置が義務化される」ということで・・・

私が住んでいる市でも、既存の一軒家に対する設置期限が平成21年5月末と言うことで、遅ればせながら我が家にも火災警報器を設置しました。

設置と言っても大掛かりなものではなく、買ってきた警報器を自分でねじ止めしただけです。ただ、色々考えることはあったので、そのあたりをご紹介します。

義務となっている設置場所について

我が家は3階建て1軒屋で、寝室が3階にあります。

ですので、本来設置するべきなのは、

  • 寝室(子供部屋を含めて2室) 2個
  • 3階の階段 1個
  • 1階の階段 1個

の合計4個、ということになります。

そもそも、なぜ「寝室」と「階段」に設置が必要かと言うと、『寝ている時に火事が起き、気づくのが遅れて死亡するケースが多いから』ということと、『寝具が燃えるから』という理由のようです。

前者の理由は納得できます。起きていればすぐに気づくけど、寝ているときは気づきにくいのはあたりまえ。

ただ、後者の理由はいかがなものかと。All aboutの記事を見ても、火事の原因の主要因は、台所かたばこ、ストーブのようです。我が家では、タバコは吸いませんし、ストーブも使っていません。

ということで、この義務化のココロとして「なるべく早く火事を検出すること」と「寝ている時に警報で起きられること」と理解しました。

実際の設置場所について

上記のココロを踏まえると、実際に設置すべきは、以下の場所ではないかと思いました。

  • 寝室で寝ていても警報により目が覚める場所
  • かつ、火事が起こりやすい場所

ここで、世の中に販売されている1個3-4千円程度の「住宅用火災警報器」では、この要件を満たせないことが判ります。つまり、寝室に設置しても、寝室に火事の煙が充満するような状況まで警報機は鳴らない、ということです。これでは「早期発見」に関してはあまり意味がありません。

別に私はPanasonicの関係者ではありませんが、上記要件を満足するためには、連動タイプの警報機が必要になってきます。私は、SH4903を購入しました。少々値が張り、ポイント換算しても2万円ちょっとするものです。

このシリーズは、親機と子機どれが火災を検出しても、全装置が無線で連動して、警報を鳴らすタイプのものです。2台構成のSH4902と3台構成のSH4903があり、3台構成の方を購入したことになります。(増設は最大8台まで可能)ただし、増設子機は購入しませんでした。

で、実際の設置場所ですが、

  • まず、台所兼リビング(2階)。一番火の元になり易い訳ですから当然必要と考えました。
  • 次に、3階の階段(3階)。階段自体は踊り場もほとんど無い、小さなものですが、ここで音が鳴り響けば寝室でも十分聞こえますし、またもし寝室の扉を閉めて寝ていた時に、階下からの煙をいち早く検出できる場所と考えました。
  • 最後に、1階の階段(1階)。1階にはお風呂もありますし、煙が昇るのはまず階段からということ、また、避難経路に煙が来ている状態を早く検知する、という観点です。

形式では無く実質の安心をとりました

義務化だけを意識すると、まず「3階の寝室×2」という設置になるところですが、最大の火元である台所を優先したことになります。形ではなく、実質を取ったわけですが、これは正しい選択だと考えています。

ただし、火災保険の割引は受けられないかもしれません。私の加入している火災保険が、警報機設置の割引を始めたら、(あまり意味がないかもしれませんが)寝室・子供部屋用の2台の子機も増設しようと思います。

ただ、割引率が1~3%というのが相場のようなので、子機(約7千円)×2台分のコストメリットが得られるようになるかといわれると、現時点では疑問ですね・・・。