火災警報器を設置しました2009年05月27日 23:05

「設置が義務化される」ということで・・・

私が住んでいる市でも、既存の一軒家に対する設置期限が平成21年5月末と言うことで、遅ればせながら我が家にも火災警報器を設置しました。

設置と言っても大掛かりなものではなく、買ってきた警報器を自分でねじ止めしただけです。ただ、色々考えることはあったので、そのあたりをご紹介します。

義務となっている設置場所について

我が家は3階建て1軒屋で、寝室が3階にあります。

ですので、本来設置するべきなのは、

  • 寝室(子供部屋を含めて2室) 2個
  • 3階の階段 1個
  • 1階の階段 1個

の合計4個、ということになります。

そもそも、なぜ「寝室」と「階段」に設置が必要かと言うと、『寝ている時に火事が起き、気づくのが遅れて死亡するケースが多いから』ということと、『寝具が燃えるから』という理由のようです。

前者の理由は納得できます。起きていればすぐに気づくけど、寝ているときは気づきにくいのはあたりまえ。

ただ、後者の理由はいかがなものかと。All aboutの記事を見ても、火事の原因の主要因は、台所かたばこ、ストーブのようです。我が家では、タバコは吸いませんし、ストーブも使っていません。

ということで、この義務化のココロとして「なるべく早く火事を検出すること」と「寝ている時に警報で起きられること」と理解しました。

実際の設置場所について

上記のココロを踏まえると、実際に設置すべきは、以下の場所ではないかと思いました。

  • 寝室で寝ていても警報により目が覚める場所
  • かつ、火事が起こりやすい場所

ここで、世の中に販売されている1個3-4千円程度の「住宅用火災警報器」では、この要件を満たせないことが判ります。つまり、寝室に設置しても、寝室に火事の煙が充満するような状況まで警報機は鳴らない、ということです。これでは「早期発見」に関してはあまり意味がありません。

別に私はPanasonicの関係者ではありませんが、上記要件を満足するためには、連動タイプの警報機が必要になってきます。私は、SH4903を購入しました。少々値が張り、ポイント換算しても2万円ちょっとするものです。

このシリーズは、親機と子機どれが火災を検出しても、全装置が無線で連動して、警報を鳴らすタイプのものです。2台構成のSH4902と3台構成のSH4903があり、3台構成の方を購入したことになります。(増設は最大8台まで可能)ただし、増設子機は購入しませんでした。

で、実際の設置場所ですが、

  • まず、台所兼リビング(2階)。一番火の元になり易い訳ですから当然必要と考えました。
  • 次に、3階の階段(3階)。階段自体は踊り場もほとんど無い、小さなものですが、ここで音が鳴り響けば寝室でも十分聞こえますし、またもし寝室の扉を閉めて寝ていた時に、階下からの煙をいち早く検出できる場所と考えました。
  • 最後に、1階の階段(1階)。1階にはお風呂もありますし、煙が昇るのはまず階段からということ、また、避難経路に煙が来ている状態を早く検知する、という観点です。

形式では無く実質の安心をとりました

義務化だけを意識すると、まず「3階の寝室×2」という設置になるところですが、最大の火元である台所を優先したことになります。形ではなく、実質を取ったわけですが、これは正しい選択だと考えています。

ただし、火災保険の割引は受けられないかもしれません。私の加入している火災保険が、警報機設置の割引を始めたら、(あまり意味がないかもしれませんが)寝室・子供部屋用の2台の子機も増設しようと思います。

ただ、割引率が1~3%というのが相場のようなので、子機(約7千円)×2台分のコストメリットが得られるようになるかといわれると、現時点では疑問ですね・・・。